ひとさじのときめき

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歳を重ねるのも悪くない。と思った夜

その夜とは男闘呼組というロックバンドの29年ぶりのライブの夜!

2022年10月15日,16日と有明ガーデンシアターにて29年ぶりの復活ライブがありました。私は会場参戦はなりませんでしたが、日曜日の仕事の後急いで全国45ヶ所で行われたライブビューイングに行ってきました。もう感涙...

29年て、ものすごい年数ですよ。まさか令和のこの時代になって復活するとは思っていませんでした。たぶんファンのみんながそう思っていたはず。

当時中高生だった私の青春、今でいうBTSみたいな存在なのでしょうか?
受験勉強は2枚目のアルバムを聴きながらやるのが一番落ち着き、頭に入ったものです。(かえって集中できたんです。魔法の音楽)

メンバーは平均53.5歳となりましたが、ほんと、イケオジ!!という言葉が似合う。

渋みが増しましたね。
それが老けたということではなくて、渋みだったりやわらかさだったり、さなざまな人生経験を積んできたそれぞれの個性が円熟してきたという感じ。

20歳前後のトンガった感じも勢いがあって良かったけど、50歳を越えたメンバーも最高にいい。

自分自身に照らしてみると、20代のころは若さ=強さでした。

若いというだけで許された部分もあるし、仕事も稼ぎもあって、友達や彼氏との付き合いも自由な時代が楽しかった。

だから30歳になるのが怖かったのです。

20代最後が近づくにつれて本当に憂鬱だったのを覚えています。
当時付き合っていた彼には、「わがまま言ってカワイイのは20代まで」と言われ余計に気にしていたかもしれません。(冗談半分だったとは思いますけどね~言われるとそうだなとも思う自分がいた)

ところがいざ30歳を越えてみたら、なんともなくなりました。なんにも変わらなかったからです。
「どんなに抗っていても、それを受け入れて進むしかないんだな」と感じた境界線だったのかもしれません。

とはいえ、30代になってからなにも変わらなかったわけではありません。一言でいうと

図々しくなりました。

もとい、自分の意見をはっきり言えるようになりました。
うん、こっちですね。人によっての捉え方もありますけれども。

経験値を積むことによって自信もつきましたし、たとえ失敗して、「もしそうなったらどうするのか?」「なにが最善か」みたいなことを考えて実践できるようになってきたと思います。

そして40代。(いまここ)
仙人の境地を目指しています。

なんちゃって。半ばそんな感じもあるのですけれど。
どうしてそう思ったかというと、老若男女の垣根を越えた考えを持つようになってきたからとでもいうのでしょうか。
説明が難しい...
○○だから、○○じゃなきゃいけない、とかがなくなってきました。変にカテゴライズして考えを縛られなくなった。これだ。

いいじゃない、それでも!という自分の自由な考えを持つようになりました。

40代の今になるまで、楽しいこと幸せなこと辛いことも悲しいこともあって、自分のチカラで這い上がれるのかわからなくなる出来事も何度もあったけど、周りの助けや支えもあってどうにかここまで来ました。

そういうこともひっくるめて、この年齢になって、自由な考えを持つことができるようになったのは良かったなあと思う時があります。

若い頃にはなかった、自由な世界の扉を開けることができる。

歳を重ねるのも悪くない。

 

と、まとめようかと思ったのですが。自由も周りの迷惑にならないようにね!という自分への戒めを追加しておきます。

 

今日のときめきBGM
パズル / 男闘呼組