原宿、表参道に行くと寄りたいところがいくつかありますが、必ずと言っていいほど行くのは青山ブックセンターです。
この青山ブックセンターの好きなところは、洋書、アート、ファッション、デザイン、建築、写真に関係する書籍が充実しているところです。写真集は国内外問わず、ずらりと陳列されています。
少しですが、古書も。またリトルプレスなど他の本屋さんではあまり見かけないような少部数の本も置いています。私はこういうセレクトにも惹かれるのです。
もうね、一日じゅう居れるくらい好きな本屋さんなのです。
そこで今回目にしたのは、くどうれいん氏の新刊「桃を煮るひと」でした。
もしかしてあの食べる系のエッセイかしら?
おっとしかもサイン本!わあ~!
つい先日の発売だったようで、私はナイスなタイミングでここに来てしまったのかもしれない。ラッキー過ぎる、今日の運はこれで使い果たしたかもしれない。
嬉しいやらなんやらよくわからなくなりつつも、もうサイン本を手に取っていました。
食に関するエッセイ、ということで「私を空腹にしないほうがいい」からの、今回の新刊。5年ぶりだそうで(2023年6月現在)。
私はこの「私を空腹にしないほうがいい」を手にしたときに、くどうれいん氏の著書を始めて読んだのですが、ここから彼女の作品が好きになりました。
食欲と読書欲の両方が満たされる?(読みながら食べた気になる)ような、くどうれいん氏のエッセイ。なぜだか、なんとも新鮮な気持ちにさせてくれます。
一気に読むのがもったいなくて、寝る前の愉しみをとっておきたくて少しずつ、一章をかみしめながら読んでいるところです。
まだ先が残っているとなんだか安心します。ワクワクの時間はまだあるんだ、っていう。
私にとって本を読むことは癒される時間であり、知と心の旅をすること、なのかもしれません。
今夜もまた一章、コーヒーでも飲みながら読むとしよう。
今日のときめきBGM
雨に抱かれて / 男闘呼組