楽しみにしていたTOKYO ART BOOK FAIR 2022!!
東京都現代美術館にて10月27日(木)~10月30日(日)まで4日間開催されています。
TOKYO ART BOOK FAIRとは、その名の通りアートブックの祭典!2009年に始まった、アート出版に特化したブックフェアです。
そして今年は国内外から約200組のアートブックを制作する出版社やギャラリー、作り手(会社や個人)が集うとのこと。
ZINEを作ってみたい、アートな本好きの私としてはもう~ワクワクして夜も眠れず!
チケットは入場時間や退場時間があらかじめ決まっており、最大の滞在時間は3時間。私は10時30分から入場でき、13時30分までには退場するというものでした。
よし!楽しむぞ~!
なんと10時30分きっかりに到着しましたが、わりと並んでいました。事前に購入しておいた電子チケットにて入場したのは10時40分でした。
じつは今回が初めての参戦でしたので、ちょっとドキドキ。
会場の写真撮りたかったのですが、ブログに載せるのにどうかな?と思い撮らなかったのですが、熱気は載せたかったなあ~。文章言葉足らずですみません。
ひとまず今年のパンフを載せてみました。(地下2階でも開催)
入ると、出版社やアーティストの方々が制作した本や雑貨などが並び、早くも熱気が!
でもどんな感じかつかめずに作り手さんたちが見守るなか、ブースをまずは流し見していきます。
突き当りは印刷会社さんたちのPRINTER ARIAでした。
私が気になったのはALBATRO DESIGNさんの活版印刷とそのガチャガチャです。
1回200円で、活版印刷のカードが出てくるという面白いもの。
運が良ければ箔つきのカードもあるとのこと!
さっそくやってみました。
カードは厚みがあってがっちりしています。(大和板紙と書いてありました)そしてこのデザイン。カッコいい…
他のデザインも欲しくてもう1回やってしまった。
この手触りが立体感を感じられてとってもいいです。活版印刷っていいなあ…
しかも海老、なんかめでたいことでも起こるのか?
前向きなカードが出たと勝手に受け止め、ウキウキになる。
ほかのカードも欲しかったなあ。もっとやっとけば良かったなあ。
そして次は製本や印刷などの株式会社イニュニックさんのブースへ。
いろいろな本があったのですが、私が気になったのはこの「用紙・印刷見本帳」です。
装丁からしてもう素敵。
内容は用紙と印刷のサンプルなのですが、こういう紙にこういう印刷するとこう見える、手触りはこう、みたいなのが手に取って理解できていいです。
いつかこういう風にZINE(本)作ったら素敵だろうなあ…と妄想が膨らみます。
いまは妄想を楽しむために購入してみました。
お次はSOI BOOKSさんにて、こちらの「スイートチリジャムBOOK」という、とっても可愛いお料理BOOKを購入。なんだこの装丁の可愛さは!
タイトルの通り、タイの調味料スイートチリジャムの作り方からお料理の活用方法が可愛いイラストと共に紹介されています。
説明文がちょっと詩的というか、それもまた可愛らしく試してみたくなる感じ。
しかもおまけのスイートチリジャム1個つき。
読んでいたら食べてみたくなってしまったので、これはもう買うでしょう!
なにに付けて食べようかとお腹空く。
そして、藤田哲平さんのブースへ。
この方のZINEは写真が物語りみたいな感じで、しかもZINEの折り方に一工夫されていて面白かったです。
折り方ひとつで、物語の流れが変わるって感じ。
ただそれを製本会社さんにお願いするとコストがかかってしまうから、全部ご自身で手折りされたそうです。ミリ単位にまで気を使いながら丁寧に作られている、めくるのが面白いなと思わせるZINEです。
2冊で500円なんてワオ!
そして地下2階でも催しは満載です!
一つの国や地域にスポットを当てて出版文化を紹介する企画というのもあり、2022年で特集されたのはフランスでした。
フランスからのお店はもちろん、アーティストやファッション関係などのブースがあり国際色豊かです。海外の方のブースで気になる雑貨があったので手にってみると、わかりやすいようにゼスチャーを交えて説明してくれたりもしました。
私は日本語で相手は英語で話してるのに、お互いなにが言いたいか聞きたいかわかる雰囲気で楽しかったです。その昔英会話学校行ってたのに、話し方忘れてしまいました。
モッタイナイ。
そして楽しみにしていた個人のZINEエリアに到着です。↓
ZINES MATE AREA!
個人で作る本、ZINE以外にも雑貨があったりと見て回るのが楽しく、熱気にあふれていました。作り手さんは若い方が多いですね。なのにいろいろ制作されていてすごいわ。
美大出身の方とか多いのでしょうか?
そのZINEのエリアを回ってふと目についたのがこちら、サリーさんのブースです。
捨てない暮らしの手帖というZINEを出されていました。
ちょうど前日にTwitterで見たのもあり&目を引くブース。なんとこちらはZINEにおまけの付録がつくというもの。しかもZINEは表紙の色違いで好きなものを選べ、そして付録もどれがいいか選べるということでした。
ええ、こんなに可愛い付録つけちゃっていいんですか?って聞いてしまいましたよ。
そしたらサリーさんは、「家にたくさんあるんです、でも捨てないで誰かに使ってほしくて」とのこと。
なるほど、捨てない暮らしはそこなんですね。
ZINEの装丁も手作り感満載で面白いし、いろんな国の雑貨がミックスされているのがくすぐられました。
と、ここまでが私がGETした本やZINEなどでした!
今回初めてのアートブックフェアだったわけですが、ふだんは書店に並ばないような作品ばかりでとっても見ごたえのある会場でした。
制限時間がありましたが、ひとまずクリアできました。ただ、もっとじっくり見たり回りたいと思うとギリギリなのかも…?
せっかく作り手さんがいたりするのですから、作品の意図だったり思いだったりを聞けるチャンスなわけで。
私ははじめはしゃべらずに回っていたのですが、話しかけられたりじっくり見ているうちに、話しを聞いたりしながら作品を見て選ぶようになっていきました。それがまた楽しかったのです。
本だけではなく、ものづくりを楽しむひとと交流するのも楽しめる、そんな場所なのですね。
そうそう、楽しい時間は過ぎるのが早いのです。もし行かれる方がいらっしゃいましたら「エリアを回るのは計画的に」がよさそうですよ。
私もいつかZINEを作ったら参加してみたいなあ
なんて、今夜はしばらくワクワクの余韻に浸ってみたいと思います。
今日のときめきBGM
東京は夜の七時 / PIZZICATO FIVE