先月、西新宿の中古カメラ屋さんを回ってみていたときに、偶然にこのレンズに出逢いました。
smc PENTAX 67 SOFT F3.5 120mm
ブログ回りをしていた時に拝見した画が美しく、次のソフトレンズは私もこれで撮ってみたいなあと思っていたのです。
見やすい棚の真ん中にに鎮座していたこのレンズ。一見にして「おおっ!?」という雰囲気が漂っていました。たぶんこの大きさもあるのでしょうか。
触らせてもらいましたが状態も良く、フィルターも付いていました。お値段は税込みで19800円位でした。
良い買い物をしたとウキウキしていましたが、すぐには使えません。
なにしろ通称「バケペン(化け物ペンタックス)」と呼ばれている、大きな中判のフィルムカメラ用のレンズなのです。※本物をみましたが、弁当箱か?というほどの大きさに驚きました。
私はこのバケペン、PENTAX 67のカメラを持っていないので、私のカメラ・PENTAXのKマウントに取り付けられるようにマウントアダプターを購入する必要がありました。
しかしもう歩き回っている時間はない...。
しばらくしてネットで状態が良さそうなものを見つけました。純正じゃなくてもいいのですが、なんとなく純正で中古のものを購入。9800円也。
これでこのレンズを装着した図↓
レンズの重さが520gだそうで。
カメラボディに対してレンズがでっかい。でっかいけどカッコいい。
少しずっしり感はありますが許容範囲です。
よっしゃ~!レンズが無事についたところで今日も今日とて練習です。
やっぱりこのソフトレンズを手にしたからには、私としては花や植物を撮りたい!
ということでまずはバラを。
最短の撮影距離は0.75m。なのでちょっと離れた所から撮るという感じ。
ピントを合わせたい所に合わせて、絞りを調整して...
なかなか難しい気がしますが、自分の手で合わせるのが楽しい。
2枚とも絞りは違うと思ったのですが記録しておらず…
記録してあると後々の参考になるのかな。自分の備忘録として。
わりと絞りめに
どくだみの花もソフトレンズで見ると神々しい。
葉っぱのつやつやイキイキ
水の流れるきらめきも、もっと陽に反射したら違った画かもしれませんね。今日は少し曇りでした。
植物以外にもこんな街角スナップを。
解放しすぎると朝霧のような、かすみが強い。ソフトさも活かしつつ芯が欲しい。
絞り開放はF3.5ですが、私としては5.6~4あたりが使いやすかったかも。
またソフトレンズでは色味の強弱と光の加減が大事なのかなと思いました。
今のところの、私なりの解釈ではありますが。
中判のカメラ用レンズを贅沢に使ってみましたが、このレンズの良さを私にはまだまだ活かせていません。頭に描いていた雰囲気と少し違うのです。
でももっと活かせるようになったら、そこにはどんな風景が拡がるのかが楽しみです。
そして、今回の経験でアダプターを介せばいろんなレンズが使えてしまうではないか...!ということを経験しました。
レンズ沼もとい、馬車馬仕事ループが繰り広げられる怖さといいましょうか。いやはや困ったもんだ。
そういえば、PENTAXの中判デジタル一眼レフ645Zが生産完了品に!?
孤高の中判一眼レフ。なのに。
これからPENTAXがどういう経路を選択していくのか、私は練習しながら陰ながら見守っていきたいと思います。
今日のときめきBGM
HAPPY DAYS / ADDICT OF THE TRIP MINDS