1月も終盤にさしかかってまいりました!寒さが身に沁みております。特に夜などは冷え込んで暖房なしではいられません。が、電気ブランケットと毛糸のルームシューズで今シーズンも乗り切って春を迎えたいと思います。早く春よ来い~!(ほんとに早く来てください~!)
そして前回、ブログで「PENTAXauto110とlomographyの110フィルムTIGER」の予告をし私自身もワクワクしていたのですが、フィルムをスキャンしてみたところ、ピンボケとブレのオンパレードになっていました・・・
すべて私の腕の未熟さによるものなのですが、下手さに驚き。
と、いうことでカメラとフィルムの名誉にかけて、今回はいったん見送ることにした次第です。ごめんなさい・・・うまく撮れたらまたお知らせします。
今日は大型の本屋さんに行きたくて、都内に出ました。
地元では大型の本屋さんはとうの昔に撤退して無くなってしまいました。仕方ないのかなあ?
2023年1月の東京御茶ノ水界隈の風景です。
途中で私の好きなカフェに立ち寄ったのですが、雑貨などを置いている棚にリトルプレスとドリップコーヒーを見つけて思わず購入。
それがコチラ↓
この書籍は綴じられてはいなくて、やや厚みのある紙にとじこめられた作品がビニール袋に封入されているスタイルでした。面白い。
写真家でもあり、新宿駅の地下にあるビア&カフェBERG(ベルク)の副店長でもある迫川尚子氏による写真と、ライター・作家・ラジオDJという肩書をもつ石丸元章氏の文で構成されています。
タイトル ベルクの風景
著者 石丸元章
写真 迫川尚子
発行日 2020年7月25日
発行所 東京キララ社
定価 1000円+税
このBERGというお店は提供する食にこだわりがあって、とても美味しいのはもちろんなのですが、ちょっとしたサブカル感だったりクラフト感がある雰囲気がまた吸い寄せられるものがあるのです。
しかもお手頃価格。一番安いモーニングセットなんて、390円です。
サクサクのトーストにバター一片、ポテトサラダやコーン、ゆで卵か半熟卵が選べてコーヒーがつきます。(私はたくさん食べたいときはいろいろ乗っかったセットにしますが!)そしてモーニングなのに昼の12時までOKという。
本の中で写し出されている店内のモノクロ写真と日常の物語からお店の雰囲気を感じつつ、ドリップコーヒーを飲むと家に居ながらお店にいるような、そんな感じにもさせてくれます。
そして本の最後、発刊の辞というところでは東京キララ社の代表、中村保夫氏が熱く述べられていることに共感する部分が多くありました。というよりもページそのままが。なのでページそのまま抜粋したいくらいなのですが、一部抜粋で。
デジタル全盛の昨今、表現の手段は書籍に限らない。しかし、東京キララ社はあえて紙媒体に固執する。データなんてカタチのないものは信用しない。生身の作品あってこその書籍なのである。デザインだけでなく手触りにもこだわりたい。
欲求を満たすためには行動が必要だ。書を求め街に出よう。
~発刊の辞より一部抜粋~
実際に手に取ってでしかわからないもの、こと、感覚があって、リアルを体験することの大切さ。書もまた然り。
中村氏の書籍にかける思いは表現者と同じなのだなと感じました。
出版社の代表者の思いを知るということはほぼ皆無だったので、今回のように読んで知ることができたのは新鮮でしたし、「うんうんそうだよなあ~!」と、心の奥の方に響きました。
意外なところで感動も覚えた、東京キララ社 ヴァイナル文學選書 「ベルクの風景」。
次にお店に行ったら朝カレー食べようっと!
時代 / 中島みゆき