ひとさじのときめき

BOOKS,ZINE/写真/つぶやきミックス

ASAHI PENTAX auto110 ~唯一無二の110一眼レフカメラ~

ASAHI PENTAX  auto110 ついに私のもとに降臨してしまった。

もう感極まれり...110フィルムを使ったカメラの中で、私は最高峰ではないかと思っているPENTAX auto110

なぜならば、PENTAX(当時は旭光学)が1979年に発売した当時世界最小で唯一の110一眼レフカメラだからです。
しかもレンズ交換式というもの。110フィルムを使ってここまで本気のカメラは世界を探しても無いわけで、私はこのPENTAXというメーカーの職人魂といいますか、会社の気概みたいなものを感じています。110フィルムを使った小さなカメラでも作るのなら最高のものを!っていう気概。

こういうところって本当にすごいな、クールだなと思うのです。すごいっていう語彙自体が全く物足りないんですが…。惚れるとはこのこと。

中古品だし保存状態の詳細はほぼ不明のため、コンディションなどは使ってみないとわからないという代物なのですが、さてどうでしょうか。

ASAHI PENTAX auto 110  キットの入った濃いオレンジの外箱

かなりしっかりしたオレンジの箱につめこまれたキットたち。箱からカメラが大事にされている感が伝わります。ただ、思っていたよりも箱が小さく、これにいろいろ入っているのかしら?なんてちょっとドキドキ。
ちなみにこちらはメジャーキットというセットになります。

 さっそく箱をオープンして見たいと思います!  



セットの内容

  • auto110 SLR
  • PENTAX-110 24mm F 2.8 LENS
  • PENTAX-110 50mm F 2.8 LENS
  • PENTAX-110 18mm F 2.8 LENS
  • 110WINDER
  • AF-13OP
  • SOFT CASE
  • STRAP

私にはこの取り扱い説明書も必要アイテムでした。まずは扱い方を知っておきたかったので。

かわいいボディ!!WOW

ASAHI PENTAX auto 110

手に取ってみるとこんなサイズ感です。

重さ175g(電池込み)!

ASAHI PENTAX auto110 スペック

  • 形式・・・ レンズ交換式110サイズ・TTL自動露出一眼レフカメラ
  • 使用フィルム・・・ 110カートリッジフィルム
  • 画面サイズ・・・ 13×17ミリ
  • 標準レンズ・・・ PENTAX110・24ミリ・F2.8。写角・47度。フィルターサイズ・25.5ミリ(JIS)。距離目盛・0.35m~∞。回転鏡胴。
  • レンズマウント・・・ 専用バヨネットマウント。セット角・80度(時計方向)
  • シャッター・・・ プログラム式オート電気シャッター(絞り羽根兼用ビハインドレンズシャッター)
  • 露出計・・・ TTL中央重点全面測光。開放測光。受光体・SPD。電源・銀電池G13×2、3V。ASA感度は自動切替。測光範囲はASA100:EV3(F2.8・1秒~)~EV17(F13.5・1/750秒)
  • ミラー・・・ クイックリターンミラー
  • ファインダー・・・ ペンタプリズムファインダー。中央はスプリットイメージの小円。ファインダー内表示・シャッターボタンの第1段で、F2.8・1/30秒より被写体が明るい場合は緑LEDが点灯、それより被写体が暗い場合は黄LEDが点灯。視度・ー1.1D。倍率(24ミリレンズの場合)0.75×。視野率・87%。
  • バッテリーチェック・・・ ファインダー内表示のLEDによる。電池が消耗するとLEDが点灯しなくなり、シャッターが開かない。
  • ピント合わせ・・・ ピントリングを回して、ピントグラス上のスプリットイメージ、またはすり面による。
  • 巻き上げ・・・ 巻き上げレバーによる2回巻き。巻き上げ角・145度×2。予備角・60度。フィルム裏紙に印刷してある枚数を、裏ぶたにある窓で読み取る。
  • ストロボ・・・ 専用取りつけ部によって、専用のオートストロボ(AF 130P)装着可能。
  • 大きさ・・・ 幅99×高さ56×厚み45ミリ(24ミリ・F2.8レンズ付き)
  • 重量  175g(電池付き)

このスペックの中で、電源は銀電池G13×2とありますが、現在はLR44を2個使用でOKです。

本体が小さいので、ストロボを装着すると頭でっかちな風貌になります。

ワインダーも取り付けてみました。
面白い構成ですね。

ASAHI PENTAX auto 110 フル装備!

こちらはlomographyで購入した110フィルムたち。
ひとまず3種類試してみようと思いました。

lomography 110FILM

左から

  • lomography BLACK&WHITE Orca 110 ISO 100
  • lomography LOMOCHROME Purple ISO100-400
  • lomography Color Tiger 110 ISO 200

「遠い記憶の中にある風景」を撮ってみたい私にとって、このColor Tiger で撮るのは楽しみです。今回はモノクロームや青みがかった写りの風景にも興味があり買ってみましたが、ほかにも

  • LomoChrome Turquoise110 ISO110~400
  • Lobster Redscale 110 ISO 200
  • Peacock X-Pro Slide 110 ISO 200
  • LomoChrome Metropolis 110 ISO 100~400
  • 2021 LomoChrome Metropolis 110 ISO 100~400

という種類があり、それぞれ発色に特徴があります。
どれにしようか迷ってしまいますが・・・いや、こうなったらもう全部試す。なにが自分のイメージに合うか、撮ってみないとわからないから。

ASAHI PENTAX auto 110 110フィルムを装填

このブログを始めてからたて続けにカメラを購入する機会に恵まれているのですが、こんなにカメラがあるのに、写真を撮りに行く時間がないとはこれ如何に…?
あとは自分の気力というのもあるのかな。
心身が疲労した状態だと美しいものに気が付けない。世の中はたくさんの美しいもの、ことに溢れているのに。

まる一日自由な時間があったら海と山に写真を撮りに行きたいなあって考えているのですが、なかなか・・・しばらくは近郊か近所のお散歩撮りになるのかなあ。

のんびりと日常の美しさに目をむけることも大事ですね。

撮った写真も一緒に載せたいところなのですが、今回そこまではいけませんでした。

ほかの110フィルムカメラとともに、このauto110で撮った写真を現像できたらまたここでお披露目したいと思います。
と、思いながら私は一眼レフの勉強もせねば!

 

morino-sango.com

 

今日のときめきBGM
MORE TO ME / YOSHI